12月8日から3日間「東京ビックサイト」で行われたエコプロ2021に「うじじきれいい団」と共に行ってきました。沖永良部島では言わずと知れたこの家族、FSR(ファミリー/フレンドソーシャルレスポンシビリティ)の提唱者である「とっと」こと親父の竿智之 とママと三姉妹&キーボー(末っ子)である。CSR(カンパニーショーシャルレスポンシビリティ)の前にもっとコアな家族や友人で社会に対する責任を果たそうぜ!!って取り組みです。長女は現在中学校1年生だが、小学校3年生の夏休みから夏休みの宿題としてほぼ毎日継続している。私も観光協会の事務局長時代から朝一緒に行ったり、お客様を朝5時半に起きてお連れしたり、早朝にエラブココを開けてレクチャールームをオープンさせて取り組みを応援したり文字通り二人三脚で取り組んできた。
「とっと」とは観光連盟事務局オープン当初から美容室でTシャツ作って売りたいのでどうしたらいいですかね?みたいな相談から情報交換をことあるごとにやっていた。ある時、私が関わり始めていた石田秀輝塾長 が始めた私塾「酔庵塾」に来ないか?と話し始めたのがことの始まりでした。2015年に事務局長に就任しそのタイミングで石田先生と出会いました。その当時国連で採択されたMDGsからのSDGs(持続可能な開発目標)を教えていただき私は持続可能な観光の仕組みを島で考え実践を始めました。同じくらいのタイミングで竿家は環境問題に家族で取り組みはじめました。想いは自分達の子や孫に心豊かな沖永良部島を残して行きたい。この想いだけです。ひたすら継続していくことの大切さを学び実践できました。そして
レスポンシブルツーリズムやエシカルツーリズムの走りだったような気がします。責任ある消費者や倫理観に基づいた消費行動など国や自治体に頼るわけではなく生活から見直し自足の概念をもって生活することで地球環境の劣化や未曾有の災害などが少しずつ減らすことができ、経済成長=豊かさという構図が少しずつ変化してきている今、小さなエリアからトライアルを続けていくことの重要性をここ10年間で本当に実感しています。劇的なテクノロジーが世界を変えるわけではなく環境の変化を人為的に作ってしまった人類が立ち止まり未来の子供や孫たちのために知恵を再び絞らなくてはいけない段階に入ってきているのでしょう。そんな中でエコプロ2021は刺激的な人・モノ・コトの連続でした。
セルロースナノファイバー(植物の細胞壁の主成分)を活用した車 の展示や文字通りエコなプロダクトが満載でした。SDGsのど真ん中ですが、沖永良部島は2050年までのカーボンニュートラル社会の達成に向けて舵を切って行っています。これはCO2を出さないということではなく排出と吸収を2050年までにニュートラル(中立)の状態までもって行きましょう!と日本政府も2020年の10月に宣言しました。2015年のパリ協定の採択を受けてです。脱炭素で燃やさないことが全てだと思いがちなのですが減らすと同時に吸収することへの取り組みも行えるはずです。毎日うじじ浜で環境問題という制約を受け止めながら豊かに活動するうじじきれい団のように制約を受け入れそれを楽しむ知恵を沖永良部島発信で石田先生やうじじきれい団、「酔庵塾」のみんなと島の皆さんと心豊かな未来の沖永良部島へ知恵を絞って活動して行きます。エコプロ2021のブースにたくさんの仲間が集まっていただき笑顔が溢れる楽しいブースになったのはいうまでもありません。携わっていただいた全ての皆様に心より感謝いたします。
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