今年も一般社団法人サステナブル経営推進機構の会員の経営者の皆さまの「心豊かな持続可能な地域づくり」の現場を見るフィールドワークを企画・実施させて頂きました。先ごろ、鹿児島県環境保全活動優秀団体に表彰されたFSR(ファミリー/フレンドソーシャルリスポンシビリティ)を提唱する「うじじきれい団」 のプレゼンを生で聞き、早朝6時起きでビーチクリーンとゴミの多さを体感しました。
いちばん小さなコミュニティの家族や友達から社会活動(ビーチクリーン)を行う意味をあらためて考え直したのではないでしょうか?家族のあり方や真の教育や子育て、学びの本質がその現場には溢れています。
エラブネクストファーマーズ代表カナメファームの牛舎見学です。このフィールドワークでは定番となった要くんの取り組みですが回を重ねるごとに要くんの現地のプレゼンに表情に輝きが増してきているというのがリピートしてきていただいている経営者の感想です。
要くんは沖永良部の畜産の島内の循環を少しずつですが確実に歩を進め続けています。日本リファインの川瀬社長ともこのツアーで出会い島の廃棄されているバガスを使った島内さんの飼料の開発など積極的に行なっています。その堅実な姿勢と向上心で多くの仲間が周りに集まってきています。今後の進化が益々期待できるところです。続いては多機能小規模介護施設「ホーム輝き」の末川未来さんに観光協会「エラブココ」でプレゼンテーションをしていただき実際にホーム見学をさせていただきました。
島唄を歌ってレクリエーションをしたり、歌に合わせて踊ったり施設の利用者さんやスタッフの皆さん笑顔を目の当たりにして介護福祉の現場を体感して「昔からある心豊かさ」を垣間見た気がしました。施設スタッフの皆さまの先人(先輩)への尊敬と愛情が感じられる素敵な空間を共有することができて本当にあったかい気持ちになれました。午後から訪れたのはえらぶ特定地域づくり協同組合の金城昌幸事務局長です。
沖永良部島の人材確保の新しい形を実践・実現するために日々たくさんの業務をこなし島に移住してくる若者のアフターケアもきめ細かくしています。様々な働き方、島の滞在の仕方を作り出しているまさに島の先進事例です。二つの町を跨いでこの取り組みができている意味はとても大きいと長野県から参加いただいた経営者の方からもお褒めの言葉をいただきました。最終の訪問先はNPO法人SMAPPY(スマッピー)です。
子育て世代のママさんたちが子育ての課題を解決すべく立ち上がった法人です。手作りで閉院になった病院をリノベーションして子育て複合拠点施設として運営しています。ママさんたちひとりひとりが持つポテンシャルを島の社会に行かせるように知恵と工夫が詰まっているます。何より彼女たちの前向きな笑顔と楽しそうな雰囲気がこの島を変えてくれる期待感しかありません。参加の皆さまもママさんたちの熱意にこころ打たれた方々が多くいらっしゃっいました。様々な企業連携が生まれるのが今から楽しみです。
ツアー終了後は一般社団法人サステナブル経営推進機構理事長の石田秀輝さんのご自宅(酔庵)で振り返りと島の人々を巻き込んだ大交流会です。今回の振り返りでみなさまがおっしゃっていたのは「心の豊さ」とは何であるか?この沖永良部島の懐の深さは何であるか?歴史的な背景から裏打ちされた寛容な島民性と「遊びゴコロ」。これこそが素敵に輝く笑顔の源であるような気がします。たくさんのお褒めのお言葉をいただきました。ぜひ島の皆さんものシェアして行きたい。「心豊かな地域」に暮らしている私たちがしっかりと認識して誇りを持ち日本の最先端のモデルになれるように笑顔で島の生活を楽しんでいきたいと心から感じました。ぜひ、沖永良部島の扉を叩き、開けてみてください。心よりお待ちしています。
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