共に走る、島の応援団「かごしま島嶼基金」設立プロジェクトの準備会
- oldie-village
- 4月19日
- 読了時間: 3分

昨年度から準備を重ねてきた「かごしま島嶼基金」設立に向けての寄付キャンペーンがいよいよ始まりました。戦後の復興からの右肩あがりの人口増加や都市部への人口集中を経て昭和100年を迎える今、資本主義の見方を変える思考や、働き方改革、子育てに対する価値観の変化、コミュニティの捉え方、そして何よりインターネットの加速度的な普及によりお金の形、コミュニケーションの形、コミュニティの形が変化し続けています。しかしこの地球上で間違いのない足場は地球環境であり自然です。最も小さなエネルギーの駆動で地球を維持してきた生態系の中でヒトの出現により「想像」と「創造」を可能とした人類が「循環」することのない人工物を作り出してきた。それは地球上で人工物が自然物を物質的に上回り、循環せずに生態系に影響を与え続けているという今を迎え、取り返しのつかない事態に直面しつつあります。
そんな中、2013年くらいから「地方創生」が叫ばれて、日本でも様々な取り組みが地方に向けられ、当たり前に都市部で生まれた地方出身の親を持つ里帰りが都市部である人の数が増えてきました。それにより、里帰りができる地方に憧れる人たちが「都会を離れて地方に憧れを抱く」といった流れになってきているように感じます。
物質的な豊さに満たされた「便利な生活」が当たり前になり、少しの「不便(制約)」を知恵でクリアしながら暮らす達成感のある暮らしが、開発されてこなかった100年もの間に田舎には、島にはそれがまだ残っている。これが私なりの解釈です。そこで暮らす人々が都会へ憧れ離れていき、残った人々は「足る」を知る自足の概念を良しとして「心の豊かさ」を暮らしの糧に生活をしてきた今が、「持続可能な暮らしである」と改めて認識されているのだと感じます。
とはいえ、島の人口減少は深刻で自治体レベルでは財源がもたなくなってきています。破綻目前の自治体もチラホラと見えてきています。「自治」の形や概念も変化していくときに差し掛かっています。
2016年ごろから全国で展開している「ローカルファンド」ですが、一つの島や自治体ではクリアできない課題に対して諦めることなく、「かごしまの島々」が志をひとつにして、知恵を出し合い、共に未来へ走って行こう。というのが基本理念です。
「海は島々を隔てるものでなく、繋ぐ存在である」そんな合言葉を携えて海の向こうにいる仲間たちととも日本のこれからの未来の暮らしの形を再度構築していくキッカケとなる財団になり得ます。
地域の困りごとを拾いあげ、解決のために皆で知恵を集め仕組みを作りビジネスとして持続可能にしていく。ビジネスのこれからの形を考えていく。そんなワクワクドキドキの詰まった共に走り挑戦してく財団を目指します。
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