香川県三豊で出会った地域再生の力
香川県の三豊市古田秘馬さんを訪ね、地域を活かしながら革命的なツーリズムや田舎暮らしを生み出している現場に触れてきました。古民家リノベーションや地域資源を活用した事業だけでなく、そこに関わる人たちの熱量と笑顔がとても印象的。
地域の個性を最大限に活かす工夫
三豊エリアでは、耕作放棄地や空き家、古民家をリノベーションし、宿泊施設やカフェ、ブリュワリーなど地域の交流拠点として多岐に渡り活用しています。ただ、特筆すべきはそのリノベーションの手法。過剰に改修するのではなく、古民家の風合いや歴史をそのまま残すことで、訪れる人が「ここにしかない雰囲気」を味わえる空間を生み出しているのが印象的。
さらに、「ベーシックインフラ」と謳う、人手不足を補うために必要最小限のインフラは地域のメンバーで提供し、多彩な取り組みが三豊の「暮らし」をそのまま楽しめる滞在の形を作っています。観光客や移住希望の方にとっても地元の人にとっても、「豊かさや楽しさ」を感じられる仕組みが随所に。
夢を語る人々のキラキラした目
宿泊したゲストハウス「GATE」では、地域で活動する「しんご」くん(支配人)と「かずき」さん(ゲスト)(いずれも移住組)とお話しする機会がありました。お二人が揃って新しい商店街を再生しようとする計画を話してくれたのですが、その時の目の輝きが素敵。「地域の未来をつくる」という熱い想いが話の端々に感じられ、聞いている私も自然とワクワクしてきました。この場所には、ただの観光という文脈ではなく、地域全体を盛り上げるエネルギーがあると実感。
学びと実践を繰り返す姿
三豊の地域づくりに関わる人々は、瀬戸内くらしの大学でプレゼンやファイナンスについて学びを深めています。その成果は、彼らの堂々としたプレゼンテーションからも感じられました。地域の課題解決に向けた提案や企業へのアプローチも非常にスムーズで、学びを実践に落とし込み、地域全体で成長している様子。
楽しむ力が成功のカギ
このプロジェクトを支える古田秘馬さんのもとには、地域の経営者や住民が自然と集まっています。皆さんが笑顔で前向きに活動している姿がとても印象的でした。「楽しみながら取り組む」ことが、地域再生を持続可能にする大きなエネルギーになると感じました。
URASHIMA VILLAGEが照らす未来へのヒント
2日目に宿泊した「URASHIMA VILLAGE」は、地元企業がを共同出資して建築し、瀬戸内ビレッジ株式会社(地元企業)が運営して、域内循環地域経済モデルを構築しています。そして何よりも、地域住民が主役となり、地元の人も観光客も「三豊のいつもの暮らし」を共有できる場を作り上げているのが特徴です。
そして新たな取り組みにもチャレンジしています。
是非、ご一読いただき応援よろしくお願いします。
瀬戸内ビレッジで出会った人々や取り組みは、地域を活かすだけでなく、人々を輝かせるものでした。こうした活動が他の地域に広がり、日本中で「地域の豊かさ」を再発見する動きが生まれることを願っています。そして、何より楽しむことが成功の秘訣。そのエネルギーが、瀬戸内という地をさらに輝かせているのだと感じました。
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