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一般社団法人サステナブル経営推進機構「新入社員研修コーディネート」実施 2025/04/23-25


今年も、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の新人スタッフ研修フィールドワークを、コーディネートさせていただきました。2025年4月23日から25日の3日間、沖永良部島の豊かな自然と島民の皆さまとの交流を通して、「心豊かな未来」というSuMPOの経営理念を体感的に学ぶプログラムを実施しました。


04/23:理念の共有と島のイントロダクション


・羽田空港から那覇経由で沖永良部空港へ到着


【石田理事長・講演】

16時からの講話では、フローラルホテル別館の海を見渡す会議室で、理事長ご自身の経験を交えつつ「心豊さ」の原点を語っていただきました。物質的な豊さだけでなく「心の豊さ」が事業の根幹であることを、皆さんに強く印象づける時間となりました。

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【うじじきれい団&沖永良部島紹介】

うじじきれい団の活動紹介では「島のゴミ問題を解決する社会最小コミュニティ(家族・友人)」のFSR(ファミリー&フレンドソーシャルリスポンシビリティ)を学び、その後、私から島の地理・歴史・文化をスライドと実例で解説。参加者からは「昔ながらの暮らしと経済活動が密接につながっている」というリアルな島の姿をお伝えしました。


04/24:体感する「島の日常という非日常」

【早朝ビーチクリーン(FSR)体験】

早朝6時半、うじじ浜でのビーチクリーン。普段の生活では見逃しがちなマイクロプラスチックを拾いながら、「地域と自然を守る当事者意識」を体感していただきました。参加者同士で作業を協力し合う姿が印象的です。

海洋プラスチックごみの現実を知る
海洋プラスチックごみの現実を知る

【ケイビングツアー】

午前はガイド同行のケイビングへ。鍾乳洞の神秘的な空間で、太古から続く地形や生態系の話に耳を傾け、自然との共生の重要性を肌で感じていただきました。洞窟内での光と闇のコントラストが、まさに“非日常体験”に相応しい演出となりました。



【一般社団法人イイタバ・代表理事 橋本真太郎氏 講演】

午後は、地域の食を未来の子ども達のために再構築する一般社団法人イイタバ代表理事・橋本真太郎氏をお招きし、「食を通して沖永良部島の未来をつくる取り組み」をテーマに講演いただきました。地元で未活用の食材を利用した商品づくりの事例から、サステナブルなビジネスモデルを具体的に紐解いていただき、参加者は熱心にメモを取っていました。

パワージェラートの店舗のある古里字公民館での講演会
パワージェラートの店舗のある古里字公民館での講演会

【島民とのBBQ懇親会】

夜は酔庵(石田理事長邸)にて島民の方々とのBBQ。ここでは参加者が自ら事前学習で考えたプロジェクト構想を2~3分ずつ発表し、島民からのフィードバックを受ける場も設けました。現場の声を直接聞くことで、「地域とともに成長する事業」のヒントを得る貴重な機会となりました。

島民に島踊りのレクチャーを受ける参加者
島民に島踊りのレクチャーを受ける参加者

04/25:行政視察と名所巡り

知名町新庁舎・脱炭素先行地域視察

脱炭素の担当者から取り組みの説明を聞く様子
脱炭素の担当者から取り組みの説明を聞く様子

知名町の新庁舎を訪れ、脱炭素先行地域としての取り組みを担当部署から伺いました。行政と民間が連携して「持続可能な地域づくり」を推進する現場は、SuMPOとの昨年までの実績も共有する事ができて、参加者の関心が最も高まったセッションでした。

屋上に出てソーラーパネルとマイクログリット構想を聞く
屋上に出てソーラーパネルとマイクログリット構想を聞く

島めぐり

午後は田皆岬、ワンジョビーチ、日本一のガジュマルなどを巡り、自然景観の多様性を体感しました。途中、カメラを構えながら「自然資源を観光資源化する際の配慮ポイントや歴史など」についてディスカッションを行い、具体的な提案力の向上を狙いました。

日本一のガジュマルの木陰で記念撮影
日本一のガジュマルの木陰で記念撮影

夕刻、全員無事に出発ロビーへ。空港では「この研修で得られた視点を自社に持ち帰り、即実践に活かしたい」という声を多く聞き、今後の更なる連携、展開が楽しみです。


新人スタッフの皆さんには、島の豊かな自然、島民の温かさ、そして地域と行政が一体となったサステナブルな取り組みを“体感”いただきました。


現場やそこに暮らす人々の声を聞き、サステナブル経営を日本引いては世界が持続可能であるような地球を立場や場所を超えて後世へ繋げていけたらと感じる3日間でした。


ありがとうございました。

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